soliloquist... a man who has funnymouth... [via gwt for mobile devices]

20080930

台風銀座(死語?)

 シーズンオフでもおかしくない時期なんじゃないの!?


なるほど...

 名前のごつい"台湾コーディネーター情報発信局"の今日の記事から、

「バーコードの前3ケタで中国製品の判別可能」
 毒ミルク事件のあと、台湾の消費者は商品の生産地に敏感になっています。台北縣政府法制局長の陳氏によると、商品についているバーコードの前3ケタを見るだけで、生産地が台湾か中国かを見分けることができるそう。
 販売商品のパッケージには皆バーコードがついています。その前3ケタが「471」なら台湾生産、「690~695」なら中国の会社の製品で、原産地もほとんどが中国とのこと。
このバーコードによる見分け方はネットでも広まっており、とても実用的だと言われていますが、政府や関係部署はまだPRに力を入れていません。
(情報:今日新聞)
本文中に記載があるが、
 バーコードの初め2ケタor3ケタは確かに国コードだそうですが、これは商品の発売元や製造元の国を現すだけで、原産国のコードではないそうです。コードで中国産のものを100%回避できるとは限りませんが、一つの目安にはなるでしょう。
とのこと。

20080929

薔蜜通過後の傷跡...

 今日は風も収まった午後から日本語の本を読みに、東区の微風広場にある紀伊国屋書店へ。テレビで言っていたように、ものすごい人だった。ここには地下に高級スーパーが入っている(コーヒー粉が2,500元=8,000円以上もしていた)のだが、マナーが悪く(例のごとく人に平気でぶつかる)イライラするだけで収穫無し。台湾での日本の本の値段は五割増しなので、台湾での収入を考えると気軽には絶対に買えない。

 では、薔蜜(15号)台風通過後の各地の傷跡。私が描写するよりキャプチャの方が雄弁。

 28日夜の様子。でかい看板が落ちまくり、飛びまくり。そして、道路の陥没が相次いだ。道路はここ3週間毎週台風が来ているので、修理が追いついていない。そして、自然は冷酷に一番弱いところを突いてくる。












 台北も各地で浸水。私の家の辺りも累積で600mm前後の雨が降った。




 中山北路には日曜日にフィリピン人が礼拝に集まる教会があり、その周辺では色々な店が並ぶ。台風厳戒の中でもたくさんの人が訪れたそうだ。彼/彼女らの明るさは楽観的な台湾人も及ばない。








 眠れなくて、朝五時半に起きてテレビをつけると、アナウンサーが4時20分に桃園から台風が海上に抜けたことを告げていた。



 宜蘭では強風で電柱が200本前後折れ、23万戸が停電中(29日20時段階)。


 28日午後に北宜公路(台北と宜蘭を結ぶ高速道路)で20tの観光バスが横風で横転する事故が起きた。『17級』の風ということで、29日になって『17級』の風の威力を色々と説明していた。この画面では一平米当り500kgの荷重を側面から受けて横転した、と言っていた。



 同じく宜蘭の強風被害の状況。電柱の断面は完全に破断(鉄筋は残っていたが)。














 台風のニュースに割り込んだのが、インドネシアから輸入(製造は中国大陸)した m&m' マーブルチョコ、スニッカーズ、そしてオレオクッキーからメラミンが検出されたというニュース。もはや銘柄で安全性は保障されないことが明らかになった瞬間。マーブルチョコは幼児が5粒食べるだけで腎臓結石の可能性があるくらい多量に検出されたらしい。

 
『17級』の風がどのくらいすごいか。時速220km以上...実はピンと来ない。


 それに比べてこちらはわかりやすい。






 エスカレートして女性記者を大学の実験室へ行かせ。実際に強風下の状況を体験させる。12級でもはや声にならず、手を離せばすぐにも飛びそうである、と言うことは視聴者にもよく理解できた。


 屏東では浸水がひどく、食糧の配給を行っている様子。この地域では平均して1m程度浸水しているようだった。








 様々なことが起こっているように思うかも知れないが、繰り返し繰り返し何度でも同じニュースを流すのですぐに驚きを忘れてしまう。しかし、こうして見直すと本当にひどい被害なのだ。

 久しぶりにテレビを観て疲れた。しばらくは家でじっとしていたくない気分。

跨げない...

 台湾のサイトでよく気付くのが、日を跨いだ処理ができない事。気象局はまだましで、下の状態の場合は、午前一時半に"最近6小時動態顯示"を選んだ場合に28日の24時、すなわち29日0時から処理を始める。
 しかし臺鐵の列車の到着・発車時刻を時刻を調べる際はその日の残り時間が2時間を切るとエラーを返す、という本当に役に立たない挙動をする。


 これも台湾クオリティということでいいのだろう、って突っ込むのは私のような日本人だけか?

シカトですか...

 シカトと言うのは、人格を持った存在を不可視化して遇する行為。もっとも無いモノとするわけだから遇するも糞もない。

 この記事の異様さは、根が同じ。


 当然読んでいる人は台湾のことなど思い至る訳がない。自身が台湾に住んでいるがゆえの怒りではなく、恐ろしさを感じたのだ。

20080928

テレビのキャプチャから...

 テレビがないのはあまりに不便なので、台湾では一般的なUSB接続の装置を利用している。これなら時々観るのに困らないし、日本円で3,000円(確か800元だったと思う)以下でとても安い。

 もちろん画質は悪いが、リモコンに"Snapshot"や"Record"なんてボタンもあるので、こうやってキャプチャ取るのに便利。今日キャプチャしたものを載せておきます。














 先週の台風で壊滅した廬山溫泉鄉。今回の台風で完全に流されてしまった建物が多数出て、昨夜のうちに避難した方が多かったようです。













 いつも話題になるのは、台湾の気象部と日本の気象庁とそしてCNNの進路予想が食い違うこと。多くは気象庁とCNNの予想は近いので、気象部への反発が大きい。















 水量(雨量)に注目。















 一番下は花蓮だが、上の2枚は台北のもの。「地鳴り」という言葉は知っていても「空鳴り」と言うのは初めての体験。















 とにかく水の量(雨量)が半端でない。










 冗談で「気をつけて」と言っているうちはまだましで、台風下に建物の庇から外に出ることは必然的にこのようなリスクに身をさらすことに他ならない。しかし、本当にバイクで走るからすごいけど。
 家も2m位の支柱ごとテレビの視聴アンテナがどこからか飛んできた。ちょうど目撃したのだけれど10kgのものがふわりとテラスに着地した時は紛い物かと思ったが、持ってみたら本物だったのでビビった。

マジで...!?

 判断が早過ぎると思うのだが、これで明日も仕事がない。結局四日間も休みになってしまった。何もしてないのに。

 明日は午後から遊びに行こうと思う。昼前に雨が止む方に100元(セコい)!


『新国片運動』...!?

 夜になって、この一ヶ月映らなかったケーブルテレビが復活し、台風のこともあるのでつけっ放しにしておいたのだが、東森新聞で近年まれに見る大ヒットとなった台湾映画『海角七號』の特集をやっている。やっている、と書いたのはテレビをつけてからもう3回も繰り返し放送しているから。しかし、どこが始まりなのか全然わからない。
 台湾の人たちには本当に人気がある。5週間も多くの映画館で上映が続いている台湾映画は初めてみた。

 「台(湾)語を理解できない人にはあの映画そのものに決して触れられない」
と、日本語を勉強し始めて一年くらいの学生に、そんな例文を作られた(「触れられない」なんて思い浮かぶはずがない、と思ったのだ)。

 しかし、どうなんだろうか。つまらないと言う日本人は多いし、私もパートパートで笑ってはいたが、全体でみるとテレビで見るのにちょうどいいラブコメディだと思うのだ。

 ちょうどキャプチャした画面の右側に「新国片運動」とあるが、それが本当の運動に繋がるのなら台湾映画の未来は厳しい。

 多分一番わかっているのは映画を作った人たちなのだと思う。次は大いに「裏切って」欲しいのだ。監督は好きだし。

 番組に出演していた主演女優の田中干繪さんのお世辞にも上手でない(私よりは断然まし)中国語を聞いていると、もう一度学校へ行って鍛え直すか、と反省もする台風前夜。

台風が救う...

 日本ではもっぱら「事故米」騒ぎだったが、こちらでは「毒(メラミン)入り粉ミルク」騒ぎで、街のドリンクスタンドでミルクティーを誰も飲まなくなり、ケーキやパンも売れず...と、不景気の台湾では商売が散々だったのだが、なんと台風が救うのだった。

 こんな時に関係ないと、今年最大の台風の縦断を前にスパーマーケットに買い出しに来た人々が争うようにパンを買い求めているのだ。粉ドリンク系(コーヒー、紅茶)等も売れているそうだ。誰もが月曜まで家で籠城体制なのだ。

20080927

公視「『青山』不再.電廠怎麼留」 2007年

 台湾の公視(NHKみたいなものか)による、2007年放送と思われるドキュメンタリー。山間部へ行ったことがある人はわかると思うが、大雨が降ったあとは小さな土砂崩れがあちこちに起きる。

※映像は約30分の長さで、ダウンロードすると125MB。

すごく大きい...

 なんかすごく大きい感じなのだ。新聞によれば、『今年最大の台風』らしいのだが、つい2週間前に来た辛樂克颱風(13号)は『7年振りの超大型台風って言ってなかったか!?
 では、下のリンクにある"颱風動態圖"、"衛星雲圖"などで「対岸の火事」をお楽しみ下さい。

 現地で生活するものは「鬱」の一言のみ。

颱風又來了

 このところ週末恒例の台風がまたやって来ました。日曜日頃からと思っていたら、目下激しい雨が降っております。
 中央気象局で左の衛星雲画像を見てもよくわからんので、右側の広域画像にしてみた。なんでも、台風は南東から温かい風を送り込み、北からは冷たい雨雲(左の図で青黒く見える)がやって来ているので台湾ではとても雨が降りやすい状態なのだそうだ。

 どうでもいいけどもう休みは要らない。日曜日(月曜日も)がもし台風休みになると来月生活費が赤字なの...(泣)。仕事欲しい。

なぜ為替...!?

 夢の中で、台湾元と米ドルと香港ドル、そして日本円の為替に深く悩んだので(理由がわからず)、暇に飽かしてグラフを作成。定数倍したので大まかな変化はわかるが、ディテールの真実みに欠ける。まあ、いいや。本当に必要で作ったわけではないのだから。香港ドル(台湾元も!?)は米ドルにペッグしてるのでユーロも加えた。

 これ見て「おぉっ!」などとやって下さい。


20080926

哀れ... 罰金1,500元

 右の青年は、悠游卡(EASYCARD - 非接触型のプリペイドカード)の残額がー8元であることを知らず、朝のラッシュ時に西門駅の改札を通ろうとして、警告音が鳴りゲートが閉まったので、もう一度カードをかざした所で駅員に捕まり、キセル乗車として罰金1,500元を請求された、という話(1,500元は台湾の安サラリーマンの一日の日当分くらい)。

站務員認定逃票
  因疏忽遭罰的丁姓男子(約二十多歲),每天搭捷運從西門站到中正紀念堂站上班。他說,每次視身上現金多寡,儲值一百元到五百元不等,對於遭罰一事覺得很冤枉,「要是惡意逃票,就不會笨到刷卡發出異聲了!」
  丁表示,昨上午八時許到西門站時,因上班人潮擁擠,他緊跟人群快速刷卡進入,當時閘門開啟,怎料要出站刷卡時閘門卻無法打開,引來站務人員注意,再刷了卡才知道悠遊卡餘額用盡,還負八元,站務人員認定他故意逃票,當場開出一千五百元罰單。
  台北捷運公司稽查課課長陳守富說,查閱其悠遊卡沒有進出站紀錄,才依《捷運法》開罰,民眾若有疑慮可向捷運公司申訴。但也提醒民眾,悠遊卡接受一次不足額使用,方便民眾搭乘,但是要留意儲值餘額,才能避免類似情況。

 記事には今年に入って8月までに25人が同様の罰則を受けた、とある。

 MRT(地下鉄)の料金は20~50元なので、1,500元の罰金は結構痛い。しかし、学生用の悠游卡(EASYCARD)を使っている者(写真付きICカードの偽の学生証が結構出回っているようだ!)も結構多いし、取り締まりは恣意的で中途半端。

 ちなみにいうと、悠游卡(EASYCARD)は残高が不足した時、一回だけマイナスになるのを認めている(チャージすると差し引きする)。それを無視してもう一度使うと捕まります、という話。MRTの場合、残高が100元を切ると、改札を通る時に普段とは音が変わる。

「扁密帳」「毒奶粉」「扁密帳」「毒奶粉」「扁密帳」「扁密帳」「毒奶粉」「扁密帳」「扁密帳」「扁密帳」「扁密帳」...

 台湾のニュースサイトのフィードはこんな感じ。「扁密帳」「毒奶粉」「扁密帳」「毒奶粉」「扁密帳」「扁密帳」「毒奶粉」「扁密帳」「扁密帳」「扁密帳」「扁密帳」...。

 大きな声を出して相手の目を引く、というのは何時までも続けられるわけはないのだが...。

 与党が有効な政策を打ち出せない場合、次の総統選挙まで続くのだと思う。

20080923

不思議...

 台風は随分と南を横断中なのだが、結構な風と時折吹き付ける雨でまるで台風来襲中の台北...。それにしても暑い...。


20080921

台湾の免許証を無試験で発行

 下のクオートには納まっていないが、日本の免許を所持していれば台湾の免許を無試験で発行される。ただし、私の居留証は一年ごとに更新なので微妙(要確認)。

 逆もまた可。ということでバイクの免許を取りたいのだが。

20080919

日本製だからって...

 自由時報の記事から。

「中國製」產品讓全世界都聞之色變,但不要以為多花點錢,買日本包裝的食品就很安全,因為原產地可能是中國,價格還貴上三、四倍!

 曰く「中国製が世界の人々を真っ青にさせたが、日本の包装だから安心だと思って大枚はたいたりしては駄目。なぜなら原産国は中国かも知れない、それに値段は3~4倍」。

 人々は台湾製も信じてないし、一体何を信じよう。私は一庶民なので一蓮托生。

風評...

 いかがわしさ一杯の『リンゴ日報(蘋果日報)』から。上部は全然意味無いのだが、一応切り抜いた礼儀として...。


 曰く、
「蛇頭は偽装結婚によって不法な利益を得ているが、それに伴う外国人花嫁(ここでは主に大陸)呼寄せのための移民局との面接時にお金を包むと通りやすい、という風評が立ち...
(中略)
面接官に渡す資料の中に六千元を忍ばせた男が逮捕された。
(後略)」
 一番下には「大陸人及び外国人との結婚件数は一定の件数を保っており」とあり、台湾に移民してくる外国人の数が長年大きな変化がないことが窺える。そしてそのうちの一定数が蛇頭のビジネスになっていることも。

野戦之月海筆子 『ヤポニア歌仔戯 阿Q転生』

 本日公式ページが更新され公演の情報が記載された。


 観に行ける可能性があるのは 11/7 のみ。それも1泊2日。燃料サーチャージ(2万円以上/成田-台北)がここまで高くなければ是非とも行きたいのだが...。

珍珠奶茶...

 大陸から来たメラミン入り粉ミルク。学生にどんなものに含まれているのか聞いてみた。

「当然粉ミルク、パン、ケーキ、そして珍珠奶茶(Zhen1Zhu1Nai3Cha2)などのミルクの入った飲み物全般」
なんて答えが返ってきた。そうなのだ。一般的なドリンク・バーでは粉ミルクを大いに利用しているのだ。曰く、中壢では目に見えて注文する人が減っているらしい。

 で、帰りに注文した滷味ができあがるのを待っている間、二軒隣のドリンク・スタンドを眺めてたら、来た人みんな奶茶系を注文していた。メラミンの恐怖よりも砂糖たっぷりのミルクティー(750cc以上ある)を午後11時に、こんなに多くの人(10分で15人くらい)が買っていることを知ってびっくりした。景美はイカしてる。

20080918

どこもかしこも...

 台湾でも対象商品が売られていたようで、政府から回収命令が出ている。日本も同じような状況だけど...。

 学生に「心配だから、対象の商品名を教えてくれ」と真剣に頼まれたのだが、農水省は会社名は公表しても、それには及び腰のようだ。


 引用部の最後の2行に引っかかった...。
いずれも酪農家向けにメラミンを売る業者から購入していたという。
 ごく当たり前の事実だったのか?

20080916

野戦之月海筆子『ヤポニア歌仔戲(ge2zai3xi4) 阿Q転生』

 最終的な詳細が発表されていないのだが、表だけ。

チベット仏教の「活仏転生」は、ダライ・ラマやパンチェン・ラマをはじめとするチベット社会の高僧たちが、死後49日以内に生まれ変わるというものだ。この「転生」は、そのままチベット社会の支配権力の問題であるから、その認定を巡っては熾烈な闘いが必須となる。二人のパンチェン・ラマ騒動や、昨年中国政府が発布した <政府の承認なしには転生は許可されない> という条例、対する亡命中のダライ・ラマ14世の「転生拒否」発言などがそれだ。
最上層に君臨するチベット高僧の「転生」問題はともかくも、この芝居はそういった支配者間の過剰政治によって直截に生死を奪われる最下層の阿Qたち、その「転生」をめぐるものになる。
とはいっても、最下層の人間に「転生」などあろうか? いったいだれが処刑にふされた孤独な魂の転生先など探すだろうか。いや、万一だれかが捜索したところで、しかるべき権威によって認定されなければ「転生」は果たされないのだ。
魯迅老師が推量した阿Qの最期を、さらに邪推すればおおむね以下のようなものだろう。
――彼を取り囲む目玉は、すでに彼の言葉を食い尽くし、彼の肉体をかみ砕いた上に、まだ執拗に彼に食らいついてくる。ついにそれらの目玉は一つに繋がって、彼の魂を咬みはじめる。「救命!」と声を出すかわりに、彼の全身全霊はその目玉ともども木っ端微塵に飛び散った。

この最期は、近年私らになんらか関わりのある近隣地域に起こった数多くの「虐殺」の模様でもある。東京、南京、中国全域、朝鮮、台湾、沖縄――私らが「虐殺」された先達を持つのか「虐殺」した先達を持つのかを問わず、あるいは、咬まれた魂なのか咬んだ側の目玉なのかによらず、魂と目玉が咬みあったまま木っ端微塵に飛散したその現場から、私らが発祥あるいは転生したことは間違いないと思われる。ただそれを捜索し現前化させる力量も、それを認定しようとする勇気も持ち合わせていないだけだ。そうであればこそ、「虐殺」はささいな姿となっていくどとなく反復され、可視化できないほどに常態となっている。

タイトルにある「歌仔戯」とは、台湾の俗謡で構成された大衆向け歌劇のことである。日帝統治下にこの名称で呼ばれるようになった。

20080915

崩落...

 授業で詳細を教えてもらった話。しかしまだまだ上手に話せないので、聴いて理解したこととは少し違った。

 ちなみにこの台風での累積雨量はこんな感じ...
*12日0時至15日23時出現較大累積雨量如下:台中縣雪嶺1601毫米、嘉義縣豐山1458毫米、苗栗縣泰安1328毫米、南投縣阿眉1269毫米、新竹縣鳥嘴山1167毫米、台北市擎天1113毫米、宜蘭縣太平山1070毫米、高雄縣御油山1007毫米、桃園縣拉拉山994毫米、台北縣福山979毫米、台南縣關山707毫米。

 全て山間部だが、ほぼ一年分に匹敵するのだ。日本だったらどうなる!?

 ちなみに日本では、
徳島木頭村で1114ミリ(1976年),長崎県西郷で1109ミリ(1957年)
だそうだ。ひどい被害となりそうだ。

こんなサービスも...

20080914

復活するのか!?...

 相変わらず大雨なのだが、風がほとんど無くなり、台風の勢力が確実に弱まっていることはよくわかる。台湾気象部の説明だと当初「強台風」だったのが上陸と共に「中台風」に、そして北の海上をウロウロしている間に「軽台風」になった。しかし、


 もう一度水蒸気を吸い込んで蘇るのか!? 恐ろしや...。

 断っておくが、「軽台風」になったからと言ってもう大丈夫かと思うかも知れないが、雨は相変わらずひどいのだ。夕方7-11へ買い物へ行ったが、あっという間に下半身がびしょびしょになった。たった20秒くらいだったのだが...。

迷走中...

 雨は相変わらず強いのだが、40分ほど前から風も勢いを増し、外出する気がすっかり萎えてしまった(諦めてないけど)。進路予想図を見ると随分と迷走しており、再び上陸の可能性もある(ここ数時間ほど予想は北へ向かうはずなのだが)。確か7年前の納莉(na4li4)台風では一度西の台湾海峡に抜けた後、再び勢力をぶり返して上陸し、甚大な被害を及ぼしたのだ。今回はもうだいぶ弱っているので大丈夫だと思うが、中秋節頃の台風には決して甘く見てはいけないのだそうだ。確かにそうだ。

日本ではどうなんだろう!?...

 各自治体ともトップページが防災対策専用ページに切り替わっている。


死に体!?...

"目"が見えない...

 たまたまだろうけれど...、"目"が見えない。できればこのまま消えてほしい...。

20080913

辛樂克颱風「最牛」!

 『辛樂克颱風「最牛」!』。この「牛」は「牛歩」と同様に「動きが遅い」の意。

辛樂克颱風「最牛」!一動也不動,預報員傻眼!
中廣 更新日期:"2008/09/13 21:35"

中颱辛樂克行進方向緩慢,成為近年來少見「最牛」的颱風!從今天下午一點起,辛樂克就呈現滯留狀態,一直到晚間,都沒有明顯的移動,始終維持在宜蘭東南方大約90公里附近的位置,氣象局也感到相當頭痛!無論從歷史的颱風,或者數值預報模式當中,都
沒有類似的經驗,因此對於未來路徑的推估,氣象局也只能「靜觀其變」,但影響所及,辛樂克的暴風圈持續籠罩嘉義以北地區,特別是迎風面的宜蘭,桃園及台北山區,累積雨量晚間已經超過六百及七百毫米!

  氣象局表示:無論是造成台北地區重創的納莉颱風,或者是1991年中秋節出現的耐特颱風,都曾經出現路徑詭異,移動速度緩慢的現象,不過,辛樂克颱風在台灣近海滯留的現象,仍然是多年來僅見。負責預報發佈的預報課長蔡甫甸表示:辛樂克是威力大,結構完整的颱風,卻幾乎沒有明顯的導引氣流,完全必須依賴颱風本身的運動,暴風圈接觸台灣陸地之後,颱風就進入停滯狀態,顯示各方的力量,目前呈現均衡狀態,蔡甫甸說:接下來就要等待「颱風的決定」。


  氣象局表示:颱風中心的經緯度完全沒有改變,呈現滯留狀態,不但如此,颱風中心,也趁機重整,結構及強度都維持相當好的狀態,類似的現象,過去非常少見,對於路徑的研判,以及何時移動,往哪裡移動,現有的數值預報模式以及人為主觀研判,都缺乏類似的經驗可供參考,成為預報人員的一大考驗。
 ケーブルテレビが映らないので状況が全然わからない(糞)が、日本も人ごとではないのでご注意を。

検証中(その2)...

 9時半発表の台湾気象部の台風情報によると、台風13号は勢力を弱め、強度台風から中度台風へ。
 進路予想もほぼ当たっている。

 しかし、今日は家庭教師、代課がつぶれ、明日は中秋節で休校ということで収入のダメージが大きい。

20080912

累積雨量1,300ミリの威力...

 累積雨量 1,300ミリと言われて具体的に想像できる人は少ないだろう。しかし、台湾の人たち、特に役人にとって忌まわしい記憶が蘇るのだ。曰く、7年前の納莉(na4li4)台風だ。內湖にある友人の家の一階が完全に水没したという話を聞いて驚いた記憶がある。

辛樂克雨量追納莉 恐達1300毫米
NOWnews 更新日期:"2008/09/12 18:02" 生活中心/綜合報導

氣象局預估這次強颱辛樂克會出現1300毫米的雨量,7年前中颱納莉累積的雨量就是1300毫米,當時整個導致北台灣大淹水,大直、內湖地區水淹一層樓高,台鐵、捷運、道路中斷,全台94人死亡、損失超過90億台幣。

民國90年納莉颱風帶來嚴重的災情,當時氣象局就預估納莉雨量達1300毫米,台北市當時成了汪洋一片,台鐵松山火車站全部淹水,部分道路中斷、捷運地下道淹沒,火車、捷運列車都迫停駛,木柵、大直、內湖、景美等地區無一倖免,大直內湖更是水淹一層樓高,不少公司行號損失慘重。

當時納莉帶來1300毫米的雨量,對北台灣造成重創,還造成94人死亡、10人失蹤,全台損失超過90億。而這次強颱辛樂克又將來襲,預測雨量有1300毫米,有了慘痛的歷史經驗,居民可要做好防颱工作。

 中段に具体的な被害が述べられているが、
「台北では臺鐵松山駅、道路の一部、捷運(地下鉄)の地下道は水没。鉄道は運行不能に陥り、木柵、大直、內湖、景美(私の近所!!)などの地域では全域水没、特に大直や內湖では一階の天井の高さまで水が溢れ、多くの企業が損失を被った。

(中略)台湾全体の損失は300億円に達した。(後略)」

 景美の地域全体が水没したという話は初めて知った。聞いていたら引っ越してこなかったと思う。

検証中...

 暇なのだ。第4台(ケーブルテレビ)も調子が悪いのでやることもやる気もない。

 前回台湾の気象局は信用がない、と書いたこともあって検証してみた。大したことではなくて彼らの発表した進路予想図をただ重ねただけ。まだ24時間以下なので何とも言えないが、このぐらいの精度だったら合格なんじゃん、と思う。
 どう!?

連休決定...

 どうなのかと思って覗いてみたら、もうすでに明日の休みが決定していた。台風が抜けるのは月曜日と言われているのでこれで連休決定。

 しかし、kwout 文字化けがひどい。「市」や「晩」が化けるってどうよ!?

 ちなみにこのページは台風などの自然災害発生時にのみ現れる。普段は行政院人事行政局という官庁のホームページなのだ。興味がある人は月曜日以降[ここ]をクリックしてみると普段はどうなのかわかる。

桁が違う

 金曜日は暇なのだ。そして天気もすぐれないので外出する意欲が全く湧かない。なので、台湾のニュースを集中的に読んでいる。驚いたのが次の記事...。

 後半部の気象局予報センター課長の蔡さんの話にはこうある。
「台風13号(辛樂克)の移動速度は非常にゆっくりとしており、台湾に与える影響(被害)も長時間に渡り、気象局の予想では来週月曜日の15日にようやく台湾から離れると考えられる。台風13号の影響で東北部(花蓮~宜蘭)及び北部(基隆~桃園)では豪雨となり、特に山間部では大豪雨が発生する可能性が高い。予想では台北地区において累積予想雨量は1,300ミリに達する可能性があり、台北山間部や新竹~苗栗地区では1,000ミリに達すると考えられる」
 先日の日本における豪雨被害の際の降雨量が確か200ミリ程度(自信なし)だったことを考えると、今回の累積予想雨量 1,300ミリ(1m30cm!)は桁外れと思うが如何か?

 私のアパートは屋上なので排水口のチェックは欠かさないようにしようと思う。そうしないと、屋上なのに浸水、なんて洒落にならない事態に陥る。

どっちが...

 台湾の人々の天気予報への無関心さは、彼ら曰くその信頼度の低さに由来しているのだという。

 だか
ら、今回のような台風上陸の恐れがあるときは、日本の予報ではどうなっているか、という質問が多い。
 しかし、日本への上陸の可能性が間近にあるのならともかく、西に逸れていく(要するに台湾に向かう)時にそんなに
気合いを入れているのか、私には疑問だ。


 今回もその進路については南北に100kmほど違いがある。

 果たして結果は...。

 個人的な見解を言えば、台湾の気象庁はいつも楽観的な予想を提示するきらいがある。で、いつも民衆から不要論が飛び出す。

辛樂克(SINLAKU)...

 大型台風13号(辛樂克=SINLAKU)は時速7km程度という恐ろしく遅いスピードで蛇行しながら、八重山諸島の南を横切った後に台湾に上陸する予定。ちなみにパズル雑誌を出していた頃、「カックロ」に当てた字が「克酷樂」。台風の名を見て、もはや誰も覚えていないだろうこの名前を思い出した。

 今度の日曜日は中秋節(祝日、しかし台湾では振替休日はない)で、週末にかけて各地で気の置けない友人達や家族とバーベキューをする人が多いのだが、雨に負けない台湾の人々も台風では、さすがに黄色いカッパを着てまでやるとは思えない。
 最近景気が一段と冷え込んでいるのでせめてこういう時にガス抜きができればいいのに、と思うのだがそんなに甘くない。

 私は、土曜日の夜、休暇を取った教師の代課のため中壢で授業二つ。目下台風休みを祈っているところ。

20080911

[photo] 空を見ながら...

 私のアパートは台北市の南端の景美にある古ぼけた建物の屋上に建てたもの(地上20メートル)。夏は過酷なまでに暑く、冬は絶望するほど寒い~大げさだ~が、延床は25畳ほどあり(しかし使い勝手はすこぶる悪い)、庭付き(屋上)なので、今更快適だけど狭い部屋には引っ越したくないのだ。 この空は真西なのだが、台湾の遙か南東にある台風の影響で、普段とは全然違う厚ぼったい雲がゆっくりと流れている。天気もかんかん照りかと思えば突然土砂降りになり、止んだかと思うと間もなくかんかん照り、そして土砂降り...。

 これはおまけ...。

20080906

差事劇團 「影的告別」

 『差事劇團2008「東亞迴流計畫」全心台北首演「影的告別」』と長ったらしいタイトルで送られてきたが、台湾の差事劇団の公演の案内。


演出時間 Time
共五場.10月9–11日(週四–六)7:30PM + 10月11–12日(週六–日)2:30PM

演出地點 Venue
牯嶺街小劇場–台北市牯嶺街5巷2號(近捷運「中正紀念堂站」2號出口)

票價 Ticket
350元(購滿5張九折)..團體訂購(購滿10張,每張300元)
請洽兩廳院售票系統(02)33939888/網址:http://www.artsticket.com.tw

製作 差事劇團(97年度文建會表演藝術扶植團隊)
導演 張笑翼、鍾喬
演出 鍾喬、柯德峰、李秀珣、關晨引、李中
編劇 張笑翼、姚立群暨全體演員
製作/音效控制 姚立群
音樂設計 鄭捷任
舞臺設計 張笑翼
燈光設計 黃申全
服裝設計 段凱偉、張笑翼、姚立群暨全體演員
舞臺監督/現場音樂助理 陳憶玲
服裝製作 林志杰
舞臺製作 許宗仁
布景繪製 柯德峰
文宣美術設計 江盈勳
錄影 陳偉
行政 易倩如

指導單位 行政院文化建設委員會
贊助單位 台北市文化局、國家文化藝術基金會
感謝 林克歡、Jacques Tardif、陶慶梅、黃瑪琍、陳俊樺、馮筱芹、王萱儀、朱小愚、延光錫、張釗維、彭家熙、陳乃華、林漢柏、福麟布莊、北京九個劇場、北京戲劇家協會、巴黎台灣文化中心、行政院大陸委員會

在1990年代初期臺灣揚起「亞洲民眾戲劇」之旗的差事劇團,針對「共同記憶的遺失」與物欲導向的「文明劣質化」,以全新製作《影的告別》提出一劇場觀點:天地之間,火樹銀花,星光滿天,誰知道這世界會有一處另類的「桃花源」!在那裏,有一位詩人勤耕著小小的一方田地。他那從未謀面的女兒,穿越了時空尋來。他們即將面對一個關鍵時刻,發現真實,一份生命中無法承受之輕!

「差事」希望不要單單呈現一個流通於亞洲藝術市場的「文化商品」,而是能針對亞洲戲劇網路、乃至於對於現今亞洲文化的動態,進行深思,引導觀者將民眾生活深刻切入於歷史和現實的理解,建立態度,努力完成戲劇演出與社會對話的真義。本劇特別邀請南韓「東亞民眾戲劇網路」發起人張笑翼(Soik Chang)執導,與劇團全體共同在一片「亞洲正遭受全球性文化市場化的包圍而浸透」的時空背景,省思人性內外糾葛的圖像。

本劇在鍾喬與張笑翼兩位亞洲民眾戲劇的先行者的帶領下,將詩劇的意涵付諸南韓「廣場劇」的動能——始末於台北,途經中國北京、法國亞維儂,允為一次實驗性的文化行動。

 なんとかして権威付けしようとする姿勢がたまらなく嫌なのだ。今では。

お決まりの...

 台湾では活字の問題~というか似ているから兼用なのだろう~「ン」が「ソ」になっていることが多いことはよく知られている。しかし、...「オピニオ"ソ"」!!。 アホなのか、ただの怠慢なのか...誰も指摘しないのだろうか。臺鐵を少しは見習え、と言いたい。彼らはオイラにもわからない日本語の言い回しが使える。

 ちなみに民国元年は大正元年と同じ年(1912年)。最近気付いた(アホ)。

海角七號...

 今日は公館にて『海角七號』を観た。基本的には台湾青春ラブストーリーなのだが、敗戦後の引き揚げ者が台湾に残した恋人「友子」に宛てた手紙が基底になって進行してゆく。台詞一つ一つに笑わなくてはならず面倒くさいわけ(そういう作りなので仕方がなく付き合った)だが、手紙は(当然)見送る側の視点から描かれているわけではなく、去った側の一方的な言い訳(!?)が続くのだが、映画の性格上、これは仕方ないのだろう。

 主演女優の田中千絵演じる
「友子」さんには別に感慨はないのだが(前半随分とヒステリックな日本人女性に描かれていて気の毒だった)、60年待っていた「友子」さんはもうすでに80歳。そうなのだ。彼らの今を描く時間は今しかないのだ。

 映画を観ながら、まだ学生だった20年前に関東大震災の話を聞こうとし、ダラダラしているうちに次々と鬼籍に入られた被災者の方々のことを思い出した。もう一度言う。
彼らの「今」を描く時間は「今」しかないのだ。

20080903

空港で時間つぶし...

 今朝ガールフレンドがニューヨークへ戻っていった。

 朝4時半過ぎにハイヤーにピックアップしてもらい、空港へ。5時半前に悠々到着してチェックイン。今回はキャセイパシフィック利用(香港乗り換え)なので時代を感じさせる第一ターミナル利用。初めて来た時はかび臭さに驚いたが今は気付かないのもまた驚き。

 6時45分搭乗開始ということで30分前に別れ、地下のバーガーキングで朝食。まさに牛肉という感じのハンバーグ3段重ねにベーコンを載せたものを食べたかったのだが、朝早いせいか注文を拒否されて、朝食メニューを。中途半端に脂っこくてげんなり(寝てないので余計)。

 で、現在9時半だがまだいるのだ。最も出発フロアは慌ただしいので、到着ロビーに移動したけれど。写真を見るとわかるが、第一ターミナルは一番早い国際線の到着が10:00なので、ここには誰もいない。本当はここで仮眠を取って午後桃園を経由して中壢に向かうつもりだったのだが、うっかり本を読み始めて寝るタイミングを逃したのだ。

 午後1時頃まで授業の準備などをしながら、ここにいるつもり。面白いものが見つかればまた後で。