soliloquist... a man who has funnymouth... [via gwt for mobile devices]

20081028

結構深刻な失業問題...

 実感できるだけに心配。とはいえ私も境遇は同じようなもんだが...。

 学歴の比較的低い層は、こういったメディアにも乗りわかりやすいが、タチの悪いのは高学歴層なのだ。

 元々下積みをして、という価値観は皆無だし、大学卒業 → 高収入な仕事 → 無いならもっと箔をつけよう → 大学院進学・卒業 → もっと高学歴な仕事 → 無いならもっともっと箔をつけよう → 大学院博士課程進学(時には留学)... 特に男性の場合はここまでで兵役もくぐれば30歳近くなってしまう。

 運良く(或いは妥協して)仕事をすればいいが、仕事がきつい、給料が少ない、私はこんな仕事をするために学歴を積んだわけではない、などなど...。

 特に台北にはこうした層は膨大に存在する。私が授業をしている中壢などはもう少し地に足が着いた人ばかりだが。

 子供を信じて投資を続ける親が馬鹿を見る、というのは冷静な意見だと思う。

 汗をかかずに仕事をする者こそが偉い、なんて文化を持ち続けた悲劇。日本も人のことは言えないが。

 ちなみにキャプチャした画面には5%とあるが、実際には2倍以上の10~12%だと言う人もいる。そして若年層では15%位になるのではという話も聞く。高学歴失業者の中には外包(外注)でたまに仕事をする人もいるので、「失業」状態の定義がとっても曖昧なのだ。

 まぁ私の収入も低層に値するくらいしかないのだが。

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