そうだよなぁ...
台湾に来たことがあって、台湾人の家に行ったことのある人はともかく、公衆トイレを利用したことがある人なら台湾ではおしりを拭いた紙を流さずに用意されたゴミ箱に入れることは知ってるだろう。彼ら曰く「台湾の下水管は細いのでどうしても詰まってしまうのだ」。
今は台湾で日本語教師などしているが、元々私は建築設計の仕事をずっとやってきたのだった。だからこちらで設計図面を見る機会があれば必ずチェックし、通りがかりに下水工事をやっていれば必ず覗いていたのだ。で、結論は「工事の質はともかく管の規格は日本と変らん」。まぁ、別に真剣に研究していたわけではなく納得して終わりだったのだが。
で、今日見つけた記事がこちらの中段にある。<今日のニュース>
上記の記事はリンク先を読んで欲しい。なぜなら、元の台湾の記事はすぐ消えるので全文引用しておきたいのだ。
「トイレットペーパーはトイレに流しても良い」
トイレットペーパーは水溶性のため、欧米や日本などの先進国では便器に流すのが普通。そのため、台湾人がトイレットペーパーをゴミ箱に捨てる習慣は、外国人の目には不衛生だとうつっています。
台湾人は、紙を便器に流すと詰まってしまうと心配しますが、....
(略)衛生紙溶於水可直接入馬桶 國人如廁後丟垃圾桶觀念錯
しかし、上記の記事を読んで「そうだよな。明日から流そう」とはなかなかならない。なぜなら、もし万が一詰まったら、しがない外国人は非常に困るのだ。それにもうすっかり習慣になっているし。
(トイレットペーパーは流して構わない、ゴミ箱に入れる考え方は間違っている)
NOWnews 更新日期:"2008/04/21 14:59" 生活中心綜合報導
上廁所用過的衛生紙到底該丟哪才好?因為衛生紙本來就是可以在水中溶解分化的,所以歐美及日本等先進國家的民眾,都是把如廁後的衛生紙直接丟進馬桶,也因此,多數台灣人把衛生紙丟進垃圾桶的習慣,看在外國人眼中是既不環保又不衛生。
(トイレで使用した紙はどうすればいいか?本来トイレットペーパーは水に溶けるので、欧米および日本などの先進国の人々は皆、使用後はそのまま流してしまう。それに比べ大多数の台湾人はゴミ箱に入れる習慣がある。外国人にとってそれは不衛生だし環境保護の考えに反する(?)と映る)
台灣人擔心直接把衛生紙往馬桶裡丟,馬桶會因此堵塞,但是拿面紙跟一般平板衛生紙做個測試,就可知道這是錯誤觀念──這兩種紙類分別放到水裡攪拌10秒鐘後,一 般衛生紙早就溶化分解成碎棉紙,但面紙則還是一團好好的。
(台湾の人は、直接流して詰まらせてしまうかも知れないことを心配する。しかし、ティッシュと一般的なトイレットペーパーをそれぞれ調べてみると、すぐにそれは間違った概念であることを知る。──この2種類の紙をそれぞれ水の中に入れ攪拌して10秒間後、一般的なトイレットペーパーはとうに分解されている。しかしティッシュは形を保っている)
由此可知,會堵住馬桶,讓廁所不通的是面紙,衛生紙公司主管吳文禛表示,面紙在製造時,一般都會加一種濕強劑,功能在於擦汗的時候,纖維不會掉,碰到水時,也比較不容易破掉。此外,只要不是面紙或是女性衛生用品,不能丟入馬桶外,馬桶坐墊紙也是可以直接進馬桶沖掉的。
(ここからわかるのは、トイレを詰まらせるのはティッシュである。メーカーは言う。ティッシュ製造時一般的に湿強剤を加える。これは汗を拭いたときに繊維がほつれず、水が触れた際にも崩れにくくする効能がある。その他ティッシュだけでなく女性生理用品も流すことはできないが、便座に敷く紙は直接流して構わない※ここまで記事で説明しないとわからないのかと思う)
絕大多數台灣民眾的錯誤認知,把衛生紙丟到馬桶的作法,不僅讓國外人士不解,還可能在國外引發貽笑大方的事。一位主婦聯盟成員指出,日本的廁所都會特別用貼上中文寫的標示,提醒台灣民眾不要把如廁衛生紙丟進垃圾桶裡。
(絶対的多数の台湾民衆のトイレットペーパーの扱いの作法における勘違いは、外国人に理解できないことはおろか、大笑いされる恐れさえある。主婦連盟のメンバーは言う。日本ではどこでも中国語で台湾人に向けてトイレットペーパーをゴミ箱に入れる必要はないとの張り紙がしてある※本当か!?)
日本人不只把衛生紙直接丟馬桶,甚至還研發特殊技術,把沖進馬桶裡面的衛生紙,回收再製成衛生紙來使用,如此一來,不只做到垃圾減量,還充分物盡其用。
(日本人は特殊技術によってトイレットペーパーを流すだけでなく、流されたものを回収し再生する研究をしている。これはゴミを減らすだけでなく十分に有用だ)
一月にニューヨークへ行った際に滞在した台湾人留学生のアパートのトイレを思い出す。
超薄の水溶性トイレットペーパーを使用しているにもかかわらず、全員が紙をゴミ箱に入れていた。完璧にアメリカンな家でここだけは風景そして臭いとも見事に台湾だった。習慣とは恐ろしい。
No comments:
Post a Comment