N95は買いましたか?
昨晩の授業で生徒に最初に聞かれたのは「N95(jiu3wu3)は買いましたか?」。"N95"とは"N95マスク"のことで6年前の2003年、台湾でSARSが猛威をふるった際に感染予防に効果があったとされる米国労働安全衛生研究所(NIOSH)のN95規格をクリアし、認可された微粒子用マスクのこと。Wikipediaによれば、粒子状物質の吸入防止用。
とのことで、台湾では一枚60元(200円)ほどで買えるらしいが、すでに一箱単位(「100枚」と言っていた)での購入が進んでいるらしい。
元々は製造現場等のマスクとして使用されていたが、結核、SARSなどの感染防止に効果を上げたことから、N95マスクは医療関係でも用いられるようになった(参照:感染症と保護具)。
手術用のサージカルマスクなどとは区別し、レスピレータ(呼吸用保護具や防じんマスクとも呼ばれる)と呼ぶ。サージカルマスクは装着者の側から発する飛沫の拡散を防ぐために用いるが、レスピレータは装着者を空気中の微粒子(有害物質やウイルスなど)から防ぐために用いる。
日本の厚生労働省国家検定規格では、DS2区分マスクがN95マスクに相当する能力を持つとされる。
都市部では排気ガスの問題があるので、もともとマスクをすることに抵抗が無いが、ここ連日の警戒フェーズの引上げによってSARS時の不安な記憶が蘇りつつある。楽観的な気性を持つとはいえ、状況の悪化でいつパニックになってもおかしくない。
とりあえず、風邪でも引いて変に人に避けられないように気をつけようと思う。予防自体は風と変わらないのだから。
念のため言っておくと「一般の人にとって感染予防のためにN95マスクを着用することは必要ではない」(但し引用元が不明)し、経験者によればこのマスクをすると呼吸も辛いらしい。
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