soliloquist... a man who has funnymouth... [via gwt for mobile devices]

20081128

台北も...

 月々の収入からは想像も出来ないほど資産を形成している台湾の人たち。そんな彼らも相対的な地盤沈下(資産価値低下)には頭が痛いらしい。高価格帯のものでは坪単価で半額というのも出てきたらしい。


 金額も想像以上に張るが、広さ、というか高さも含めたボリュームは日本の家よりはるかに豊か。日本のが病的とも言えるか。

20081126

狗肉...

 授業の前の雑談で学生から聞いた話。

 彼女はベトナム華僑で、3年前に台湾に来た。ベトナムでは家族とは広東語で、社会ではベトナム語、その他に高校生になってから足かけ7年ほど北京語も勉強しているので、英語を含めて4カ国語を話し、現在は日本語を勉強中ということだ(日本語レベルはまだまだ)。

 で、彼女の話。彼女は工場での通訳に駆り出されたらしい。というのも、工場のベトナム外勞(外国人労働者)達が、最近気温が急激に下がったためか、工場内にいた「犬」を勝手にさばいて鍋にして食べてしまったらしいのだ。ベトナムで犬を食べるという話は知らなかったが、身体を暖めるため、というのは韓国などと同じ。びっくりしたのは工場の管理者たち(台湾では犬を食べる習慣は一般的にはない)で、工場に「勝手に」入り込んだ「野良」犬を食べて何が悪いと主張するベトナム人たちと、3時間あまり議論になったのだそうだ。結局「悪いこと」だという説得はできず、「ルール違反」で罰金5,000元(月給の20%位)を「言い渡して」終わり。

 彼女が言うには、初めての「冬」を迎えたベトナム人達は(寒さで)病気になるのを恐れて食べた、その不安はよくわかる。でも「犬」を食べるなんて私にはやはり信じられない、と。

 その昔、中国語を勉強しているときに、同級生の韓国人が、「冬に街で黒い犬(台湾は多い)を見かけると涎が出てきて困る」とこぼしていたことを思い出した。日本人だって「馬」とか「鯨」とか食べるし、他人の文化へけちをつけるつもりは全然無い。ただ、文化の異相というのはそこら中に噴出する。

 ちなみに上記の会話は全て英語。私の中国語は全然進歩していないのだ(3年もいるのに)。

20081124

5元ポッキリで牡蠣オムレツ!?...

 転送されてきた記事がこれ。


只要5元 北縣市5大夜市吃透透

〔記者劉榮/台北報導〕時機歹歹,5元竟然可以逛夜市吃通海!包括台北市士林、饒河街、師大、萬華及台北縣樂華夜市商家,與網站業者破天荒推出聯合大促銷,為期一週,只要上網列印專屬消費券,就可用5元的超低價吃遍蚵仔煎、嫩雞條、生煎包等上百樣知名台灣小吃。

消費券話題發燒,全國夜市入口網與北、中、南3地夜市攤商合作促銷,也搶搭消費券熱潮,消費者只要上全國夜市入口網註冊,登入會員後就可以免費列印5元優惠券,再按圖索驥憑券消費,即可享有優惠。

北縣市5大夜市攤商聯合促銷一週,估計加入活動的有超過百家,其中不乏老字號小吃,士林夜市忠誠號蚵仔煎,甚至不惜血本,在為期一週活動期間,無限量供應招牌蚵仔煎,老闆朱忠誠說:「拚了!消費者只要有券,我們就便宜招待,用料絕對新鮮,不打折扣!」


部分優惠品限量供應

業者提醒消費者,可先上網參考加入活動的店家名單,做好功課,選定目標後,提早到場消費,部分攤商5元優惠商品採限量供應,但仍有許多攤商採無限量供應到週日活動結束;全國夜市入口網站網址 http://www.i-city.com.tw/

 ...実は詳細が不明のまま。何故かというとリンク先が混雑しているようで繋がらないから。記事によると、台北市士林、饒河街(松山)、師大、萬華(龍山寺)及台北縣樂華(永和)夜市の店とネットサービス会社共同で専用の"消費券"を発行して、5元(15円)ポッキリで各夜市で美味しい小吃を味わえる(但し~当然か?~数量限定)、らしい。

 話題に便乗という言い方もあるが、台湾らしい気楽な盛り上がりで夜市がもっと活気付くのは生活者にとってもうれしい限り。

20081123

こんな女に誰がした...

 遠く日本で彼女を知ってる人はあまり多くないと思う。私も買ってからしばらく聞いていなかったのだが、先ほど思い出してCDを安いプレイヤーに入れて気持ち大きな音(だって今は午前1時)で聴いてみた。彼女の歌う「星の流れに(中文題:流星)」が、安っぽい音のスピーカーから流れると、私の部屋は場末の酒場に変わった...。

...
すさむ心でいるのじゃないが...
泣けて涙も涸れ果てた...
こんな女に誰がした...


 YouTubeにも(ほかにもある)。



 できたら、彼らのCDを手に入れて大きな音で聴いて欲しい。もちろん、チャンスがあれば台湾でライブを。

 実は台湾島を指す「Formosa」という語がフランス語では女性詞だと知って、この歌を思い出したのだ...。「こんな女に誰がした」....

20081120

やった者勝ち...

 台湾でも消費刺激を狙った「消費券」のニュースが連日報道されている。日本と同様に決まってもいないのに連日細々と報道するため、人々は右往左往しているようだ。

 当初は"一世帯"当り1万2千元(3万6千円くらい)という案だったのだが、それを見込んだ民衆は役所へ赴き、「世帯分離」~普通はやらない。学区を跨いで通いたい子供などが利用。台湾に「住民票」というシステムがない~の申請に殺到した。どのくらいかというと、普段は月に2~3件だったのが一日に40件を超え、担当者は連日の残業を強いられたらしい。

 それが先日、国民"一人"当り3千6百元(1万1千円くらい)となり、「世帯分離」を申請した民衆が元に戻すべく役所に再殺到しているらしい(税金とか健康保健とか損するから)。やってられないのは役所の担当者だわな。

 そして、今話題になっているのが「消費券」の適用範囲の件。幅広く「消費刺激」すべく、伝統市場などでも使えるように、なんて言っていたのだが、結局發票(税務局規定のレシート)を発行する店のみということになりそうだ(議員が騒いでいるのでわからないが)。その根拠は、

全台33萬攤商均適用消費券

 傳統市場攤商要求納入消費券使用範圍的聲音愈來愈大,根據民進黨立委陳亭妃統計,在各縣市政府有營業登記,但沒有經濟部商業登記的商家,全台共有三十三萬家,其中包括公有市場六萬多個攤商,國民黨立委賴士葆建議經建會,由縣市政府發給商號,讓攤商也能享受消費券商機。

 行政院昨晚又決定,消費券可使用範圍擴大到任何店家都可使用,因此,有固定營業場所的攤商,應該都可以納入適用。

 陳亭妃表示,根據商業登記法第五條,攤販、家庭農林漁牧業、家庭手工業、民宿經營者、每月銷售額未達營業稅起徵點者,得免申請商業登記,這些商家雖然沒有商業登記,但北中南區,都有要求這些商家設籍課稅,繳交一定金額所得稅。

有設籍沒登記若排除不公平

 陳亭妃說,根據國稅局資料,北中南區設籍課稅家數為十八萬五千家,營業稅未達起徵點的家數則有十四萬六千家,這三十三萬商家營業額較低,是經濟相對弱勢,卻無法在這次消費券發放中獲利,對他們來說頗不公平。

 立委丁守中也表示,全台四百八十多處公有市場、六萬多家攤商中,有營業登記的不到五千家,這些攤商是一般家庭主婦、消費者主要購物場所,如果不能在傳統市場使用消費券,政府的美意將大打折扣。

 賴士葆表示,經建會如果擔心,傳統市場成為消費券兌現的漏洞,可以透過各地縣市政府發給攤商識別商號章,讓它們也等同於營利事業登記證,經建會主委陳添枝則表示,攤商納入消費券使用範圍「很有機會」,行政院將組成專案小組就細節部分進行通盤討論。


政院將組專案小組討論細節

 經濟部官員表示,公有市場六萬多家攤商,雖然因為缺乏商業登記,無法成為消費券消費場所,但攤商每年繳的營利事業所得稅,都是定額繳納,也不必繳交發票印花稅。根據財政部函令,小規模營業人營業稅起徵點,買賣業、畜牧業、水產業每月銷售額八萬元,加工業、旅宿業、理髮業每月銷售額四萬元。

 財政部官員表示,這些小規模營業人日後持消費券向銀行兌換現金時,每月營業狀況就會成為稅捐稽徵單位稽核的依據,並非所有攤商,都會願意把這部分資訊,揭露給政府知道。「就算沒有營利事業登記,攤商仍然可以接受消費券,畢竟攤商自己也能拿消費券消費」經建會官員說。


 記事のタイトルは「全台湾33万屋台(小店)商に消費券適用」なのだが、本文を読むと希望観測記事だ。曰く、伝統市場や夜市の店で営業登記しているのは1割にも満たず("全台四百八十多處公有市場、六萬多家攤商中,有營業登記的不到五千家")、これらを適用範囲に含めるのは不可能と、政府は主に法人税を理由にしているが、「議員」はそれに対し「公平な」適用を求めている。

 毎日色々な人が色々なことを喋り、民衆は出し抜こうと右往左往し、また元に戻ってしまったりして、結構面白い。面白がるなんて失礼だ、と言われるかもしれないが、外国人には全く関係がないので馬鹿笑いして見ているのが一番だと思ってる。

20081119

嫌な噂...

 噂。あくまで噂なのだが、権力を掌握したばかりだというのに、国民党の高官の子弟が海外逃亡の準備に忙しいのだそうだ。すでに多くの動産資産は海外に移され、定住の準備が始まっていると。

 国民党は本当に文字通り台湾を「売っ」払ってしまうんじゃないか~もちろん売り「逃げる」のだが~電話で話をしながらそんなことを考えた夜。

20081118

テレビニュースキャプチャ...

 台北のアパートにはテレビがない。元々テレビを見る習慣がないからというか、いつこの地を離れるかわからない不安定な外国住まいというか、とにかくない。

 で、どうしているかと言うとPC上でテレビを見ることのできるUSBアダプタを利用している。一番安いアダプタなので表示は640x480くらいなのではないか(高級なものは幅1680で表示できる)と思う。これを、1920幅のディスプレイで見ているのでまあ実用性は低い。もちろん画像は荒れるが全画面表示もできるので、映画などはそうやってみることができる。

 長くなったが、このアダプタのいいところは、スクリーンキャプチャを静止画と動画で取れること。前者はbmpかjpg、後者はmov形式で。

 時々ニュースなどをキャプチャしてアップロードしているので、興味のある人はどうぞ(リンクはこちら)。元々は他の場所にアップしていたが、そちらはプライベートのものも多いのでこちらに独立させた。twitter を利用している人はこちらをフォローしても構わない。

台湾 - 新移民の永住申請等の財力証明規定を撤廃

 これは以前から出ていた話だが...


新移民の永住申請等の財力証明規定を撤廃

 劉兆玄・行政院長は11月14日より、外国籍配偶者の永住権、帰化の申請および中国大陸籍配偶者の定住申請の際に、一定金額の財力証明の提出が義務づけられていた規定の撤廃を正式に発表した。行政院は、国内に居留する外国籍配偶者および大陸籍配偶者の約16万6,000人が永住、帰化、定住を申請する際に恩恵が受けられるとしている。...(後略)

 これは財力証明のために高利でお金を貸すビジネスが存在し、制度が形骸化している実態を反映したものか。そして多くの「外国籍配偶者」が低所得者層の「配偶者」であることも関連していると思う。私が台湾と関わって9年になるが、私の周りの友人達に関してほとんど結婚の話を聞かない。特に"台湾の"女性は結婚しないのだ。

20081111

西曆.農曆日期轉換

 台湾では新暦(太陽暦)と農(旧暦、太陰暦)の両方で誕生日を祝う人も多い。例えば新暦は友人同士で、農歴は家族と、など。農の誕生日を聞かれたことのある人はこれで確かめるといい。

 ちなみに私は農暦8月26日だった。新暦の誕生日は台湾人にとって余りいい日ではないので、こちらを伝えるといいかもしれない。確実さを求めるなら(台湾ではありがち)、こちら。中央研究院製


20081108

ニュース・チャンネル独占...

 ニュースを流そうとPC上でテレビをつけたら、ニュースチャンネル8局中6局がこの放送。

 先日亡くなった台塑(台湾プラスチック)創業者の王永慶の告別式。

20081107

一八九五...

 今日は休み。本当は東京へ行き芝居を観たかったのだが、最近収入が極端に減っているので無理(というか危険)だと判断。

 で、午後から信義區へ映画を観に出掛けた。普段は景美にある二輪館である『來來佳佳戯院』専門だが、時には封切りも見るのだ。

 金曜日の午後というのは封切りを観るのにベスト。まず人が少ないこと。そして評判で行くかどうか決める人が多い(海角七號みたいに観られなくなる)ので、封切り初日の金曜日の午後は穴場。


 さて、『一八九五 (英題: Blue Brave)』。この時期にこの映画を観ること、その意味を考えてしまった。昨晩まで「暴動」と言って差し支えないほど激烈な抗議行動がなされ、それぞれにとっての「台湾の危機」が否応なく突きつけられた。...「台湾」はどこへ行くのか?

 これは客家委員会が助成を行っており、苗栗の客家が中心となった義兵(「保家衛國」)たちが、八卦山(「はっかさん」と呼ぶのが正しいらしい。八卦山を題材にした漫画あり。)に立てこもり全滅した『乙未戰爭』までの接収軍に軍医として従軍した森鴎外を絡めて描かれている(ひどい説明だ)。

 映画を観終わって浮かんだのは「誇り高き」という言葉が浮かぶのだが、新聞報道をみると「...不僅是客家族群的光榮,也是大家的光榮...」と「光榮」という言葉を使っている。日本軍については本当に淡々と描かれており、日本人も変に気負わずに観ることができるかもしれない。

 もう一つ、この映画では"國語(北京語)"がほとんど(全然!?)使われていない。客家語とホーロー(閩南)語と日本語、そして原住民(サイシャット族だと聞いた)語で構成されている。國語を話すはずの台湾民主国を画策した清国官僚は「戦いもせずに逃げ出した」とのみ語られる。更に言うと、台湾民主国建国初期に国会議長に請われるも、アモイへ逃避した林維源の邸宅である「林本源園邸(観光で行ったことがある人も多いはず)」は日本軍の拠点として使われている。

 ...全然まとまりがなくなった...。今年は『流浪神狗人』、『海角七號』そしてこの『一八九五』が私の台湾三部作。

※『海角七號』は映画を通して色々な人の話を聞けたから。作品としてはあくまで???

20081106

今日のテレビ(20081106)


 抗議側は手応え有りと見たのだろう、今日は更に激しい衝突が。警察も暴動鎮圧部隊を導入とのこと。そのコスチュームはこの10年で初めて見た。ただし、中山北路の一部分のみのことであって他の場所は至って静か。

 昨晩と同様にクリックするとクリアな画像が見られます。

幻想の中華民国

 昨晩、連戦の顔を見たせいか気分悪く目が覚めたので、気分転換に中壢へ行く前に総督府付近をぶらぶら。かすかな記憶を確かめる為でもあった。で、あった。


 蔣介石の像はまだまだ多いがこの地図を見かけることは現在ない。これはある中学校の正面に配置されているもの。はっきり言ってのんびり写真は撮れない。すぐに警備が出てきて邪魔をされる。不本意だが外国人面でがんがん(圧倒するのみ)文句を言うしかない。中国語で言い返すと...警備室に連れていかれちゃうからね。

 蔣介石の心中は如何に。

20081105

テレビから(その2)

 雰囲気をおわけします...(※クリックするともう少しクリアです)。

テレビから(20081105)

 雰囲気をおわけします...(※クリックするともう少しクリアです)。

台北駅では...

 中壢へ行く前に、台北駅前へ行ってみた。民進党が抗議集会をしていると思ったのだ。駅へ着くと膨大な数の警官に出会う。彼らは二人一組で行動し、腰には長さが70cmほどもあるごっつい警棒を装着し~少なくない警官はそれをこれ見よがしに手にしている~、ただならない雰囲気であった。

 駅前は意外と静かで、不思議に思いながら近づいてみたら、法輪功の人たちだった。

 その後駅の2階にある微風広場へ行ってみたら、たくさんの
法輪功の人たちがのんびりと食事をしていた。

 周辺に掲げられた迫害の写真の残酷さと彼らの食事の風景が強烈な対比となり、彼らの強さを垣間見た気がした。

20081104

台北で起きてること...

 誰も気にしないだろうが、台北の一部では色々起きている。
 白色テロの嵐が吹き荒れていた頃は放送禁止だった「台湾の歌」を店頭にて大音量で流していたCD販売店(!!)に警官隊がなだれ込んで強制的にシャッターを下ろさせ、それを知った近くの民衆と警官隊がもみ合った。

 腑抜けた顔の連戦が得意顔で晩餐会を催す陰で、警察は大量動員で抗議行動を規制中。民進党が中華民国「国旗」を掲げている(わざとだが)事態がもはやどうしようもない状態であることを物語っている。

※三立新聞は最近よく見るニュース局。キャスターの陳雅琳は地味だが真面目なのだ。

狂想曲の後...

 狂想曲は鳴り終やみ、今週は静かなもの... 前回の売上げと比べて欲しい。


20081103

悪夢のような人形達

...笑ってる...。現在7-11の店頭で売られているらしいのだが、見たことはない。こんなものを見たら恐怖でちびってしまうかもしれない(笑ってるし)。
 一つ399元(1,200円)。

 実はこれって中国国民党が売り出したもの(記事参照)と同じ。リンク先の写真と同じように毛澤東と
蔣介石を買って肩を組ませるのが王道(糞)。あくまで蔣の腕が上だったりするし抜かりはない...。

20081101

狂想曲終焉...

 狂想曲はようやく鳴りやんだ。


 的中者は2人で、9.8億元(約28億円)。終わってほっとした人が多いのではないかな。しばらく夕方店頭に人が行列するのを見なくてすむ。