台北の大晦日...

　台湾は旧暦で正月を祝うため、1月1日は祝日であること以外何も変わらない。12月31日深夜に行われるカウントダウン・イベント以外は。限られた場所に多くの人々が集まるのですごいことになる。
　散々遅れた台鐵の自強號(超満員)で中壢から戻ってきた台北駅はすでに台北101付近に向かう人々の波、波で騒然としていた。自動改札もゲートが降りて停止させられていて入ることができない。
　恐らく5,6千人だと思うのだが、それさえも溢れだしてしまっている。彼らの並んでいる下は淡水線のホームだが、彼らの目的はそこではない。普段歩いても5分ほどかかる遙か先の板南線なのだ。で、全く表示がないので外国人には何が何だかわからない。
　この様子をみて、さっさと台北から乗るのは諦めて一つ北の駅である中山駅まで歩いた。本当は一つ南の駅である台大医院駅の方が近いのだが、そこはバスで行こうとする人々が溢れていそうなので北へ向かったのだ。

　幸い11時半頃に家に着き、一息ついた所で私の家までその音が聞こえてきた。テレビを観ると始まっていた。新年快樂新年快樂！